「ユイ・FPさん、はじめまして！
私、中村美咲（仮名）、43歳です。両親は70代後半ですが、今も元気で暮らしています。
ただ、最近友人の家で相続トラブルが起きた話を聞いて、急に不安になってしまいました。
両親には相続の話をしたい気持ちはあるのですが、まだ元気なのに『縁起でもない』と思われるのではと心配で…。
親が元気なうちに相続の話をするのは失礼なんでしょうか？
どうやって切り出せばいいのかも悩んでいます。
アドバイスをいただけたら嬉しいです！」
美咲さん、はじめまして！
ご相談くださってありがとうございます。とても大切なことに気づいて、勇気を出してお話くださったのですね。
「親が元気なうちに相続の話をするのは失礼なんじゃないか…」というお気持ち、とてもよく分かります。私もおばあちゃん子なので、元気でいてほしい家族にそんな話をするのは心が痛むものだと思います。
でも結論からお伝えすると、ご両親が元気なうちだからこそ、相続の話をすることは決して失礼ではありません。むしろ家族の思いを尊重するためにも大切なことなんです。
もしも急に体調を崩されたり、認知症などで判断が難しくなったりすると、ご本人の意思が分からないまま相続を進めることになり、トラブルが起こりやすくなってしまいます。
実際、相続トラブルの多くは「話し合いを先延ばしにしていた」ことが原因で起こることが多いんですよ。
切り出し方としては、こんな方法がやわらかくておすすめです：
- 「最近友だちの家で相続でもめたって話を聞いて、うちは大丈夫かなって心配になって…」と、自分の不安を素直に伝える。
- 「もしものときって、どんな風にしてほしいか知っておきたいんだ」など、親の思いを聞く形にする。
- 「縁起でもない話をしたくないんだけど、みんな元気なうちに話しておいた方がいいって聞いたから…」と前置きする。
大切なのは「財産の話だけ」ではなく、「親の思いを知るため」というスタンスで話すことです。
例えば、住まいをどうしたいか、お墓のことはどう考えているか…そうした話も立派な相続対策の一環です。
よろしければ、もう少し詳しく教えていただけますか？
- ご兄弟姉妹はいらっしゃいますか？
- ご両親の財産で特に心配なもの（自宅や土地、預金など）はありますか？
- いちばん不安に思っていることはどんなことですか？
人と人を、思いと財産で“結ぶ”お手伝いをします。
また何かあれば、いつでも聞いてくださいね！
ユイさん、ありがとうございます！
なんだか少し気持ちが楽になりました。
うちは兄がひとりいますが、普段はそんなに相続の話とかしません。
親は持ち家があって、土地もあります。でも田舎なので、もし将来売ることになったら売れるのか心配です。
いちばん不安なのは、親が元気なうちに「家をどうしたいか」や「財産をどう分けたいか」を聞くのが失礼なんじゃないか…と思ってしまうことです。
あと、もし話したことで親が「もう先のことなんか考えたくない」と落ち込んだらどうしようって怖いです。
美咲さん、丁寧に教えてくださってありがとうございます！
気持ちが少し楽になったと聞いて、私もとてもうれしいです。
お兄さまがいらして、ご実家に持ち家や土地があるのですね。田舎の不動産のことを考えると、将来売れるかどうかというご不安も本当に自然なことですし、実際にとても大事なポイントです。
そして一番の不安が、親御さんの気持ちを傷つけてしまわないかというところなのですね。
美咲さんのやさしいお気持ちがすごく伝わってきます。
ただ、相続の話をすることは「親の死を考える話」ではなく、**親御さんが「自分の思いを形にする権利を守る話」**でもあります。
もしものときに、親御さんの希望が分からずに兄妹で悩むよりも、元気なうちに話しておく方がご両親も安心できることが多いんですよ。
ご両親が「先のことなんて考えたくない」とおっしゃる可能性も確かにあります。
でも、だからこそ、以下のように“親のためを思っている”というスタンスをはっきり伝えることが大切です：
- 「無理に話したいわけじゃないんだけど、万が一のときにお父さんやお母さんの思いが分からないと、私たちも困ってしまうと思って…。」
- 「もし“まだ考えたくない”って思うなら、それでもいいんだ。ただ、少しずつでも教えてほしいな。」
- 「家や土地をどうしたいかって、お父さんやお母さんの気持ちを一番に大事にしたいと思ってるんだ。」
こう伝えると、財産だけの話ではなく「ご両親の思いを大切にしたい」ということが伝わりやすいです。
それと田舎の不動産についてですが、確かに地域によっては売れにくい土地もあります。相続税評価額は高いのに売却額は安い、というケースも多いので、将来の売却や活用の可能性を早めに調べておくのはとても良い考えです。
たとえば以下のようなことを調べたり聞いてみると良いですよ：
- 不動産会社に査定だけでもしてもらう
- 空き家バンクなど自治体の制度を調べる
- 将来、兄妹のどちらかが住む可能性があるか確認する
美咲さんが今、親御さんに聞いてみたいことは、たとえばどんなことですか？
- 「家は誰かが住んでほしい」のか、それとも「売却して現金にしたい」のか
- 財産は平等に分けたいのか、特定の人に多く残したいのか
- お墓や仏壇のことは誰に任せたいか…など
よければ、具体的に話したい内容を教えてくださいね。
人と人を、思いと財産で“結ぶ”お手伝いをします。
また何かあれば、いつでも聞いてくださいね！
ユイ・FPさん、ありがとうございます！
すごく丁寧に答えてくださって、気持ちが少しずつ整理されてきました。
実は、親に聞いてみたいことはたくさんあるんですけど、どう聞いたらいいのかずっと迷っていて…。
・実家の家や土地を将来的にどうしたいのか
→ お兄ちゃんが住む可能性があるのか、売ることも考えているのか知りたいです。
・財産の分け方について親はどう考えているのか
→ 「平等に」って言うのか、それともお兄ちゃんに多く残したいって思っているのか…。
・お墓や仏壇のことを誰に任せたいか
→ 田舎なので、昔ながらのしきたりもあって気になっています。
でも「先のことを考えるのは縁起が悪い」って思われそうで、なかなか切り出せずにいます…。
やっぱり家族の集まりのときとかに、こういう話を少しずつしていった方がいいのでしょうか？
またアドバイスいただけたらうれしいです！
美咲さん、またお話ししてくださってありがとうございます！
「気持ちが整理されてきた」と聞けて、とっても嬉しいです。美咲さんがご両親やご家族をどれだけ大事に思っていらっしゃるか、すごく伝わってきますよ。
お聞かせくださった内容、とても大事なポイントばかりです。
- 実家や土地をどうするか
- 財産の分け方の考え
- お墓や仏壇を誰に任せたいか
こうしたことは相続の“財産”だけの話じゃなく、親御さんの思いや家族の絆に関わる大切な話題です。
ただおっしゃる通り、いきなり「相続の話をしよう！」と切り出すと、「縁起でもない」と身構えられてしまう可能性もありますよね。
そこでおすすめしたいのは、普段の会話の中に、少しずつ話題を紛れ込ませる方法です。
たとえば：
家や土地について
- 「もしお兄ちゃんが家を継がなかった場合って、家や土地はどうするのが一番いいのかな？」
- 「最近、田舎の家が売れにくいってニュースを見て心配になって…」
こういう世間話風の切り口が入りやすいです。
財産の分け方について
- 「友だちの家で『平等に分ける』か『家を継ぐ人に多く残すか』で話し合いになったって聞いたよ。うちはどう考えてる？」
- 「もしものときに、私たち兄妹がもめないように、親の考えを聞いておきたいんだ。」
“友だちの話”をきっかけにするのは、とても良い方法です。
お墓・仏壇のことについて
- 「お墓とか仏壇って、誰が守るかで悩む人が多いらしいね。うちはどう考えてる？」
- 「田舎だから、しきたりとかあるのかな？」
こちらも「世間話」として切り出すとやわらかいです。
そしておっしゃるように、家族が集まるタイミングはとても良いきっかけになります。
お正月、お盆、法事のあと、ちょっと落ち着いた時間などが理想的です。
ただし大人数で話すより、まずは一対一で話す方が親御さんも本音を話しやすいかもしれません。
美咲さんは、ご両親のどちらかと話す方がやりやすいと思う方はいますか？
それとも、お兄さまを含めたほうが良いとお考えでしょうか？
無理に一度で全部聞き出そうとせず、何回かに分けて、少しずつ話すのがおすすめです。
それに、いざ話し始めると親御さんの方が意外と「自分の思いを話せてよかった」と感じることも多いんですよ。
人と人を、思いと財産で“結ぶ”お手伝いをします。
また何かあれば、いつでも聞いてくださいね！
ユイ・FPさん、本当にたくさんのアドバイスをありがとうございました！
すごく具体的で、どんなふうに話を切り出したらいいかが、だいぶイメージできました。
親の思いを聞くことが、決して失礼じゃないどころか、むしろ家族のためになるんだって思えたのが、一番の収穫です。
一度で全部話そうとせず、何回かに分けて、世間話みたいに少しずつ聞いていくという方法、ぜひ試してみたいと思います。
父と母、どちらに先に話すかはまだ迷ってますが、母の方が話しやすいかもしれません。お兄ちゃんを入れるかどうかも、まずは母と相談してから考えようかなって思っています。
田舎の家のことも、お兄ちゃんと話してみるきっかけになりそうです。
今回相談して本当によかったです。背中を押してもらえました！
また迷ったら相談させてくださいね。
ありがとうございました！
美咲さん、とっても丁寧なお返事をありがとうございます！
読んでいて、私まで心がほっこりしました。
「親の思いを聞くことが、家族のためになる」と感じてくださったこと、本当にうれしいです。
それこそが、美咲さんがご家族を大切に思っていらっしゃる証拠ですし、ご両親もきっと喜ばれると思いますよ。
まずはお母さまとお話ししようと思われているのも、とても良いご判断だと思います。
お母さまはやはり話しやすい存在ですし、もしお父さまに話す際も、事前にお母さまと相談しておけるとスムーズですものね。
田舎の家のことも、お兄さまと話すきっかけにできるのは素晴らしいと思います。
相続は「家族の問題」であると同時に、「家族の未来をつくる話」でもあります。美咲さんならきっと、やさしく上手に進められると思いますよ。
いつでもお話を聞かせてくださいね。
人と人を、思いと財産で“結ぶ”お手伝いをします。
また何かあれば、いつでも聞いてくださいね！
《ディスクレーマー》
私「ユイ・FP」の回答は、AI chat Robot ロボFP（ChatGPTをベースとしたカスタムGPTs）の機能による情報提供です。
そのため、必ずしも正確性・完全性を保証するものではありません。
重要なご判断や手続きの際は、必ず専門家にご確認ください。
本サービスで得た情報は、ご自身の判断と責任においてご利用くださいね。
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