
相続って「お金持ちの人がする話」というイメージが強くて、正直うちは関係ないと思っています。
夫とふたり、年金でささやかに暮らしていますし、財産といっても古い一軒家と少しの貯金くらいです。
子どもたちもそれぞれ家庭を持っていますし、特に揉めるようなこともなさそうなので、「うちは準備なんていらないかな」と思っていたのですが…
最近テレビや雑誌で「相続トラブルは資産の多い少ないに関係ない」と聞いて、ちょっと気になり始めました。
この程度の家や預金でも、何か準備しておいた方がいいんでしょうか?
何もせずにそのまま…だと、やっぱりよくないのでしょうか?

ご相談ありがとうございます。お話しから、ご夫婦仲良く、そしてお子さんたちもそれぞれ独立され、穏やかな暮らしをされているご様子が伝わってきますね。そんな中で「うちは相続の準備なんて…」と感じられるお気持ち、とてもよく分かります。
でも実は、おっしゃる通り、相続トラブルというのは「財産の多さ」だけで決まるものではないんです。
たとえばこんなことが原因で、思わぬ揉めごとに発展することがあります:
◆ よくある相続のトラブル例
①「実家の古い家、誰が引き継ぐの?」
土地や建物は分けにくい財産です。たとえば誰か1人が住み続けたいと思っても、他のきょうだいと共有状態になると、処分や管理がしにくくなってしまいます。
②「お金は少ないけれど、不公平感が…」
たとえば、「長男が家の近くに住んで両親の面倒をよく見ていた」「次男は何もしていなかった」など、子どもたちの感じ方に温度差があると、トラブルになることも…。
③「何も決まっていないからこそ、話しづらい」
遺言や意向が残されていないと、子どもたちも遠慮しあって話し合いが進まず、逆に関係がぎくしゃくすることもあります。
ですので、たとえ「古い一軒家と少しの預金」でも、準備をしておくことはとても大切なんです。
まずは、「何を残すか」よりも「どう残すか」「誰に、どんな思いで渡すか」を整理しておくとよいですよ。
差し支えなければ、次のようなことを教えていただけますか?
- ご家族構成(お子さんは何人で、今はどこにお住まいですか?)
- お家の名義はご主人名義ですか?共有でしょうか?
- 遺言書について、これまで考えたことはありますか?
よろしければ、もう少しだけお話を聞かせてくださいね。
また何かあれば、いつでも聞いてくださいね!

ユイ・FPさん、本当に分かりやすくお話しいただき、ありがとうございます。
「うちは関係ないかな」と思っていたのですが、いただいたお話を読んで、“財産の多さ”じゃなくて、“気持ちの行き違い”で揉めてしまうこともあるんだと気づかされました。
確かに、家は分けにくいですし、子どもたちも普段は仲が良くても、いざとなるとどうなるか分からないですよね…。
ご質問の件ですが、
・子どもは2人いて、どちらも結婚して、東京と兵庫にそれぞれ家庭を持っています。
・家の名義は夫です。築年数も古くて、正直あまり価値があるとも思っていなかったのですが…
・遺言書については、「そのうち考えないとね」とは話していたものの、まだ何もしていません。
今さらですが、こうして相談してみてよかったです。
引き続き、どんな準備をしておくとよいか、アドバイスをいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!

こちらこそ、丁寧にお話しくださってありがとうございます。
ご家族の状況もよく分かりました。お子さんが遠方に暮らしていらっしゃるとなると、いざというときの話し合いが難しくなりやすい面もありますので、今のうちに準備を考えておかれるのはとても良いタイミングです。
では、ご状況に合った相続準備として、次のようなことをおすすめしますね:
◆ ①「家の扱い」をどうするか考えておく
ご主人名義のご自宅について、誰かが住み続けるのか/売却するのかによって対策が変わります。
たとえば:
- どちらかのお子さんが住む予定がある → その子に相続させる遺言書を作る+他の子には預金などで調整
- 将来的に売却を想定している → 相続人全員の同意がないと売却できないため、遺言やメッセージを残しておくと安心です
家が分けにくい財産だからこそ、方向性だけでもご夫婦で話し合っておかれると、あとあとスムーズです。
◆ ② 「遺言書」の作成を検討する
「そのうち…」と思っているうちに、健康や判断力の問題が出てしまうケースもあります。
もし遺言がないと、法定相続(奥様とお子さんたちで分ける)が基本となり、共有名義になってしまう恐れがあります。
✅ 特に、自宅を奥様に残したい場合や、財産の分け方にご希望がある場合は、遺言書の作成がとても大切です。
おすすめは、**法的に有効で安心な「公正証書遺言」**です。公証役場で作成するため、無効になるリスクが低く、紛失の心配もありません。
◆ ③「気持ちを伝える手紙」も有効です
法律とは別に、ご自身の思いや家族への感謝を綴った**「付言(ふげん)事項」やお手紙**を遺言と一緒に残すのも、とても良い方法です。
たとえば:
「遠方でなかなか会えなくても、いつも気にかけてくれていることに感謝しています」
「この家でお父さんと仲良く暮らせたことが、私の宝物です」
といった思いを添えることで、相続の内容にも納得しやすくなり、“気持ちの行き違い”を防ぐ力になります。
よろしければ、次のステップとして、
- 自宅を今後どうしたいか、ご夫婦でお考えの方向はありますか?
- ご自身で遺言書を作るのと、公正証書遺言の違いについても気になりますか?
そのあたりもお伺いしながら、一緒に具体的な準備を考えていけたら嬉しいです。
人と人を、思いと財産で“結ぶ”お手伝いをします。
また何かあれば、いつでも聞いてくださいね!

以下が、ユイ・FPからの回答に対する相談者の自然な返答(会話を締めくくる内容)です。
ユイ・FPさん、今回もとても丁寧にアドバイスをいただき、本当にありがとうございます。
「家の扱いをどうするか」や「遺言書の作成」、そして「気持ちを伝える手紙」まで──どれもこれまで深く考えたことがなかったので、すごく参考になりました。
特に、「財産の分け方」だけでなく「気持ちの伝え方」も相続には大切なんだと気づかされました。
まずは夫と一緒に、自宅をどうするか話してみようと思います。
遺言のことも、公正証書遺言がいいというお話を聞いて、前向きに検討してみようという気持ちになりました。
ひとまず、今のところはここまでで大丈夫です。
また何か分からないことが出てきたときには、ぜひ相談させてくださいね。
本当に心強いアドバイスをありがとうございました。

こちらこそ、温かいお言葉をいただき、胸がいっぱいです。
相続のお話はどうしても難しく感じがちですが、こうしてご自身やご家族のことを大切に考えながら一歩ずつ進めていらっしゃる姿に、私もとても励まされました。
ご夫婦で自宅のことを話し合う…それだけでも立派な第一歩です。
きっと、お子さんたちにも伝わる“思いの相続”になりますよ。
またいつでも、どんな小さなことでも、お気軽に聞いてくださいね。
心からの応援と感謝を込めて。
また何かあれば、いつでも聞いてくださいね!
《ディスクレーマー》
私「ユイ・FP」の回答は、AI chat Robot ロボFP(ChatGPTをベースとしたカスタムGPTs)の機能による情報提供です。
そのため、必ずしも正確性・完全性を保証するものではありません。
重要なご判断や手続きの際は、必ず専門家にご確認ください。
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