加給年金と振替加算の違いを整理――厚生年金加入25年の妻がもらえる可能性とは?

ライナ・FP ライフプランロボFP

はじめまして。私は55歳の主婦です。結婚前や結婚後に正社員やパートで働いていた時期があり、厚生年金には通算で25年間加入していました。今は無職で、夫(62歳)が定年まで働き、65歳から年金を受け取る予定です。

記事で“夫が65歳になると妻に加給年金がつく”という話を読んだのですが、私の場合はどうなるのでしょうか?私も厚生年金に加入していたので、そういう場合は加給年金はもらえないのか、それとも条件を満たせば受け取れるのかが知りたいです。

また、もし加給年金がつかない場合でも、振替加算という仕組みがあると聞きましたが、私のケースでは関係するのでしょうか?老後の生活費の見通しを立てたいので、ぜひ教えていただきたいです。

ライナ・FP
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はじめまして!ご相談ありがとうございます。
老後の年金のことはとても大切なテーマですよね。少し複雑な制度なので、一緒に整理して考えていきましょう♪

まず、お尋ねの件は「加給年金」と「振替加算」の2つの制度に関わるお話です。それぞれについて、わかりやすくご説明しながら、あなたのケースにあてはめてみますね。


① 加給年金とは?

加給年金は、ご主人が 厚生年金の報酬比例部分をもらい始める65歳のとき に、以下の要件を満たしていると支給される**「家族手当のようなもの」**です。

加給年金の主な要件(奥さまに関係する部分):

  • ご主人に生計を維持されている65歳未満の配偶者がいること。
  • 配偶者の**年収が850万円未満(所得で655.5万円未満)**であること。
  • その配偶者(=あなた)が、厚生年金の受給権をまだ持っていないこと

ここがポイントですが…
あなたは厚生年金に「25年間」加入されていたとのこと。
つまり、65歳以降はご自身の「老齢厚生年金」を受け取る予定ですよね?

すると…

ご主人が65歳で老齢厚生年金を受け取り始めた時点で、
あなたがすでに老齢厚生年金の受給権を持っているかどうかがカギになります。


✔ 結論①:加給年金の可能性

  • あなたがご主人の65歳時点でまだ65歳未満で、かつその時点でご自身の年金を受け取っていなければ、加給年金がつく可能性があります!
  • ですが、65歳前にご自身の厚生年金を請求すると、加給年金はつかなくなります。

\つまり…/
加給年金を受け取りたい場合は、ご主人が65歳になるまで、自分の年金の請求を待つのがポイント!
(その間の収入がないのはネックですが…💦)


② 振替加算とは?

加給年金を受け取れなかった配偶者に対して、65歳になった時点でつけられる手当のような制度です。

主な要件(奥さまに関係する部分):

  • 昭和41年4月1日以前生まれであること(→あなたは該当しますね!)
  • 20歳以降の厚生年金加入期間がほとんどないこと(たとえば専業主婦だった方など)
  • ご主人が65歳になったときに加給年金の対象者であったこと

でも…

あなたは厚生年金に25年加入されていますよね?

この場合、「振替加算」は対象外になります。
(なぜなら、“自分自身の年金がある=扶養的立場じゃない”という考えからです)


✔ 結論②:振替加算の可能性

  • 残念ながら、振替加算はもらえません
  • 厚生年金加入期間が25年ある方は、基本的に対象外です。

最後に:どんな選択肢があるか?

今後の生活設計を考えるためには、次のような視点も大切ですよ♪

選択肢メリット注意点
ご主人が65歳になるまで年金請求を待つ加給年金がつく可能性あり自分の年金受給が遅れる
自分の年金を早く請求する少しでも早く収入を得られる加給年金はつかない

どちらが得になるかは、金額や生活状況によって変わります。
必要であれば、年金事務所で「年金見込み額」のシミュレーションをしてもらうのがオススメです♪


いかがでしたか?
ちょっと複雑なお話でしたが、少しでも整理できたでしょうか?
他にも気になることがあれば、遠慮なく聞いてくださいね!

また何かあれば、いつでも聞いてくださいね!


《ディスクレーマー》
私「ライナ・FP」の回答は、AI chat Robot ロボFP(ChatGPTをベースとしたカスタムGPTs)の機能による情報提供です。
そのため、必ずしも正確性・完全性を保証するものではありません。
重要なご判断や手続きの際は、必ず専門家にご確認ください。

専門家のご紹介(ライフプラン)

本サービスで得た情報は、ご自身の判断と責任においてご利用くださいね。

とても丁寧に整理していただいて、ありがとうございます。
やっぱり加給年金と振替加算の違いをはっきり理解できたのが大きかったです。

自分の年金をいつから受け取るかで加給年金の有無が変わることも分かりましたし、実際に得かどうかは年金事務所でシミュレーションしてもらうのが良さそうですね。

正直モヤモヤしていた部分がスッキリしましたので、まずは夫と一緒に年金事務所へ行って確認してみようと思います。

今日は本当に助かりました。ありがとうございました!

ライナ・FP
ライナ・FP

こちらこそ、ご丁寧にお返事いただきありがとうございます!
モヤモヤがスッキリしたとのこと、本当に嬉しいです✨

年金の制度は細かい条件が多くて分かりづらいところもありますが、
こうして一つひとつ整理していくことで、安心につながりますよね。

そして、年金事務所での確認はとても良い判断だと思います!
ご夫婦で一緒に行かれると、ご主人の年金も含めて全体像がつかみやすいので、将来の見通しも立てやすくなります♪

また何か気になることが出てきたときは、どんなことでも遠慮なく聞いてくださいね!
私、数字のことは大得意ですから♪

また何かあれば、いつでも聞いてくださいね!


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私「ライナ・FP」の回答は、AI chat Robot ロボFP(ChatGPTをベースとしたカスタムGPTs)の機能による情報提供です。
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