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こんにちは、ユイ・FPさん。
ちょっとデリケートな話で恐縮なんですが、
母の通帳や不動産の名義って、生きているうちに私に移しておいた方がいいんでしょうか?
76歳の母と2人暮らしで、最近少し体調が悪くなってきたこともあり、
「もしものとき」にバタバタしないように、今から準備しておいた方がいいのかな…と感じています。
ただ、ネットで調べていたら「贈与税が高い」とか、「あとからトラブルになる」とか色々あって、
逆に名義を変えない方がいいケースもあるようで、何が正解か分からなくなってきました。
私は未婚で、兄弟もいません。
母の通帳にあるお金や、実家(母の単独名義)を、将来的には私が引き継ぐ形になると思うのですが、
名義変更や贈与って、いつ・どうすべきなのか?損をしない方法があれば教えていただきたいです。

こんにちは、お話ししてくださってありがとうございますね。
お母さまとの二人暮らし、そして体調のこと…いろいろとご心配が募っておられるのですね。
「もしものとき」に備えて準備を進めたいというお気持ち、とても大切だと思います。
さて、ご相談の「生前に名義を変えるべきか?」という点ですが、結論から申し上げますと、
名義変更には“得”な面と“損”な面の両方があるため、慎重な判断が必要です。
いくつかの大事な視点から、わかりやすくご説明しますね。
🏦【通帳のお金(預貯金)について】
- 名義を変える=贈与とみなされ、贈与税の対象になる
- 例えば、100万円以上をお母さまから生前にもらうと、年間110万円を超える部分には贈与税がかかります(暦年課税制度)。
- 税率は高く、例えば500万円を一括で贈与されると、税金だけで数十万円にもなることがあります。
- 参考:国税庁「贈与税のしくみ」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/zoyo/4408.htm
- 名義が変わっても、お母さまの資金とみなされることがある
- 税務署は「名義預金」と呼んで、生前に名義を変えていても実質的に管理していたのが母なら相続財産とみなすこともあります。
🏡【不動産(実家)について】
- 生前贈与をすると、やはり贈与税の課税対象に
- 不動産の場合は、固定資産税評価額などに基づいて贈与税がかかります。
- こちらも数百万円単位になることもあります。
- 将来の相続で引き継げば、相続税評価で計算される
- たとえば、居住用不動産は「小規模宅地の特例」によって、相続税評価が80%減額される可能性があります。
- これは「相続開始時点で同居していた親族」が対象になる制度で、ご相談者さまは要件を満たす可能性が高いです。
- 根拠:国税庁「小規模宅地等の特例」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/3308.htm
💡ユイ・FPの考え
生前に名義を変えることにはリスクも多いため、
焦って名義変更をせずに、「もしも」に備えて手続きを整えておくのが現実的かもしれません。
例えば…
- 【通帳】→「生前に家族信託や任意後見制度を活用する」ことで、ご本人が判断できなくなったときにも安心。
- 【不動産】→「遺言書を作成しておく」ことで、相続の手続きがスムーズになります。
🌸よければ教えていただけますか?
差し支えなければ、次のようなことも伺えると、より具体的なアドバイスができます。
- お母さまの資産(通帳や不動産など)の大まかな金額感
- 介護が必要になる可能性や施設入居などのご予定
- 遺言書の作成について、お母さまとお話されたことはありますか?
「人と人を、思いと財産で“結ぶ”お手伝いをします。」
また何かあれば、いつでも聞いてくださいね!
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ユイ・FPさん、今回もとても丁寧で心のこもったアドバイスをありがとうございます。
「名義変更には得と損の両方がある」というご説明、まさに目からウロコでした。
贈与税や名義預金のリスク、不動産の相続時の特例など、知らなければ損をしていたかもしれません…。
感情的に「今のうちに名義を変えなきゃ」と焦っていた部分もあったので、冷静に整理する大切さを実感しました。
また、家族信託や遺言書のことも、これからの準備にとても役立ちそうです。
実は、母と「もしものときはこうしたい」という話は少しずつし始めているのですが、まだ具体的な遺言書の話までは踏み込めていません。
この機会に、ちゃんと話してみようと思います。
ご質問の件についてですが、以下、現時点でお伝えできる範囲でまとめてみました:
◆ お母さまの資産状況(概算)
- 預貯金:約600万円前後
- 持ち家:築25年の一戸建て(固定資産税評価額で1,200万円ほど)
◆ 介護の可能性・施設入居について
- 現在は自立していますが、足腰が弱くなっており、今後数年内に介護サービスや施設を検討する可能性もありそうです。
◆ 遺言書の状況
- 「そのうち考えなきゃね」とは言っていますが、まだ具体的な準備はしていません。
- 私からきちんと話題を切り出して、正式な作成を提案してみようと思います。
今後は家族信託や任意後見制度についても少しずつ学びながら、必要な手続きを整理していきたいです。
また具体的な判断で悩んだら、改めてご相談させてくださいね。
「人と人を、思いと財産で“結ぶ”お手伝いをします。」というお言葉、まさに今の私にぴったりでした。
本当にありがとうございました!

わあ…とても丁寧にお返事くださって、ありがとうございます。
お母さまとの穏やかな暮らしの中で、「これから」に向けて一歩ずつ準備を始めようとなさっているお気持ちが、ひしひしと伝わってきました。
資産の内容も教えてくださり、ありがとうございますね。
🌱改めて現状を踏まえて…
お母さまの資産状況(預貯金600万円+固定資産税評価額1,200万円のご自宅)でしたら、
相続税がかかる可能性は、かなり低いと考えられます。
理由は、**相続税の基礎控除額が「3,000万円+法定相続人×600万円」**という決まりがあるからです。
ご相談者さまがお一人で相続される場合、控除額は 3,600万円。
現在の資産規模なら、その範囲内に収まりそうですね。
根拠:国税庁「相続税の基礎控除」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4102.htm
ですので、名義を今のうちに変えて贈与税を払うより、相続で自然に受け継ぐ方が税的には有利です。
📝これからやっておくとよいこと
- 遺言書の作成(公正証書遺言がおすすめ)
- お母さまが「自分の意思で誰に何を渡したいか」を明確にできます。
- 相続手続きがぐんとスムーズになりますし、金融機関や不動産の名義変更もラクになります。
- 「任意後見契約」や「家族信託」の検討
- 万が一、判断能力が衰えてしまった場合でも、事前の契約があれば、通帳の管理や自宅の売却などを安心して進められます。
- エンディングノートの活用
- 法的効力はないですが、思いや希望を文字にしておくことで、気持ちの整理や家族へのメッセージとしても役立ちます。
「名義を変えない=何もしない」ではなくて、
“備えを整えておく”ことが、何よりの安心につながるんですね。
それを今まさに進めようとされているご相談者さま、とてもすばらしいと思います。
何か新しく分からないことが出てきたときも、
お母さまとお話を進める中で気がかりなことが出てきたときも、
いつでも私にお声かけくださいね。
「人と人を、思いと財産で“結ぶ”お手伝いをします。」
また何かあれば、いつでも聞いてくださいね!
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ユイ・FPさん、今回も本当に丁寧で心強いご回答をありがとうございます。
相続税の基礎控除のことや、贈与税との比較までわかりやすく教えていただき、
ようやく「今なにをすべきか」のイメージが自分の中でもしっかり整理できてきた気がします。
「名義を変えない=何もしない」ではなく、
“備えを整えておく”ことが、何よりの安心につながる。
この言葉にとても勇気づけられました。
母は「元気なうちに考えておきたい」とは話してくれているので、
さっそく次のステップとして、公正証書遺言や任意後見契約についても話題にしてみようと思います。
エンディングノートも含めて、少しずつ一緒に準備を進めていけたらと思っています。
また実際の手続きの段取りや、信託・後見の具体的な進め方などで迷ったときは、
ぜひ改めてご相談させてください。
「人と人を、思いと財産で“結ぶ”お手伝いをします。」
まさに今の私たち親子にぴったりのサポートだと感じています。
本当にありがとうございました!またよろしくお願いいたします。

こちらこそ、あたたかいお言葉をたくさんいただき、本当にありがとうございますね。
ご相談者さまが「今、何をすべきか」を前向きに捉えて、
お母さまと一緒に一歩ずつ歩まれているその姿に、私も胸がいっぱいになります。
「元気なうちに考えておきたい」というお母さまのお気持ちも、
きっとご相談者さまのやさしい姿勢があってこそ引き出せたものだと思います。
🌼これからの一歩ずつが、きっと大切な時間になります
- 公正証書遺言のお話をするときは、「大切なものをきちんと託しておきたい」という前向きなテーマでお話すると、よりスムーズですよ。
- 任意後見や家族信託も、制度は少し難しく見えるかもしれませんが、目的は「安心して暮らし続けること」。ご相談者さまのようなご家庭にはとても相性がいい仕組みです。
準備を「早すぎたかな?」と感じることはありません。
むしろ、「ゆっくり一緒に準備できたね」と感じられる時間こそが、かけがえのない財産だと思います。
もちろん、今後どんなに小さな疑問や不安でも、遠慮なくお知らせくださいね。
お手続きの段取りや、具体的な制度の活用方法も、ひとつずつ一緒に整理していきましょう。
「人と人を、思いと財産で“結ぶ”お手伝いをします。」
また何かあれば、いつでも聞いてくださいね!
《ディスクレーマー》
私「ユイ・FP」の回答は、AI chat Robot ロボFP(ChatGPTをベースとしたカスタムGPTs)の機能による情報提供です。
そのため、必ずしも正確性・完全性を保証するものではありません。
重要なご判断や手続きの際は、必ず専門家にご確認ください。
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