
カエデさん、こんにちは。
最近ニュースで「贈与税の申告額が過去最高になった」と聞いてびっくりしました。
一方で、「教育・結婚・住宅」の3つの非課税制度を使えば贈与税がゼロになるケースもあると知って、少し気になっています。
うちには長男(35歳・子どもあり)と長女(32歳・独身)がいるのですが、
教育資金や住宅資金など、少しずつサポートしてあげたいと考えています。
ただ、制度ごとに「期限がある」と書かれていて、
どれを優先すべきなのか、正直よく分かりません。
たとえば、
- 2026年で終わる制度とはどれなのか?
- 一度に使えるのか、それとも併用できないのか?
- 手続きは銀行でしかできないのか?
こういった点を分かりやすく教えてもらえませんか?

こんにちは、お声がけありがとうございます。
ご長男・ご長女への資金援助をお考えとのこと、とても素晴らしいお心遣いですね。
「教育・結婚・住宅」の贈与非課税制度は確かに魅力的ですが、それぞれ期限や条件が細かく定められており、使い方には注意が必要です。
まずは、制度の概要と「2026年で終わる制度」などのご質問について、整理してお伝えしますね。
✅ 教育・結婚・住宅の「贈与税非課税」制度とは?
| 区分 | 正式名称 | 非課税限度額 | 主な対象 | 主な期限 |
|---|---|---|---|---|
| 教育資金 | 教育資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置 | 1,500万円(学校等以外は500万円) | 30歳未満の子や孫 | 2026年3月31日贈与分まで(※) |
| 結婚・子育て資金 | 結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置 | 1,000万円(結婚資金は300万円) | 18歳以上50歳未満の子や孫 | 2026年3月31日贈与分まで |
| 住宅取得等資金 | 住宅取得等資金の贈与に係る贈与税非課税措置 | 最大1,000万円(省エネ住宅なら1,500万円) | 20歳以上(令和6年以降は18歳以上) | 2026年12月31日契約分まで |
※教育資金は、原則30歳未満が対象ですが、在学中や障害者の場合は延長可。
🟡 2026年で終わる制度は?
- 教育資金:2026年3月末で制度終了予定
- 結婚・子育て資金:2026年3月末で制度終了予定
- 住宅取得資金:2026年12月末までに契約した住宅が対象
つまり、「教育」および「結婚・子育て」制度は2026年3月末までの贈与がラストチャンスです。
🟠 各制度は併用できるの?
原則として、「それぞれの制度は併用可能」です。
ただし、「同じ年に、同じ人へ、同じ目的で二重に非課税は使えない」というルールがあります。
併用例:
- ご長男に「教育資金」+「住宅資金」→ OK
- ご長女に「結婚資金」+「住宅資金」→ OK
NG例:
- ご長男に住宅資金で1,000万円の非課税を使ったのに、同年に通常の「暦年贈与(110万円)」の非課税を追加 → 不可
🏦 手続きは銀行だけ?
「教育資金」「結婚・子育て資金」は、金融機関を通じて信託口座を使う手続きが必要です。
そのため、銀行や証券会社での手続きが必須です(原則、郵送不可・贈与者と受贈者での来店が必要です)。
一方、「住宅資金贈与」は税務署への確定申告で完了するため、銀行を経由する必要はありません。
🟢 カエデの見解:どれを優先すべき?
お子様のご年齢・状況から見ると:
- ご長男(35歳・子あり)→ 住宅資金+子育て資金の組み合わせが可能性高い
- ご長女(32歳・独身)→ 結婚資金+将来の住宅資金を想定
今後の資金援助を計画的に行うには、以下の点を再確認しておくとよいでしょう:
- いつ何に使う予定があるか?(住宅購入や結婚時期など)
- 一括贈与が必要か、毎年こつこつ暦年贈与で十分か?
- 非課税枠を使った後の管理や報告の負担をどう考えるか?
必要であれば、具体的な贈与シミュレーションも一緒に考えましょうか?
ご長男・ご長女の今後のライフプランをお聞きできると、より詳しくご提案できますよ。
また何かあれば、いつでも聞いてくださいね!
《ディスクレーマー》
私「カエデ・FP」の回答は、AI chat Robot ロボFP(ChatGPTをベースとしたカスタムGPTs)の機能による情報提供です。
そのため、必ずしも正確性・完全性を保証するものではありません。
重要なご判断や手続きの際は、必ず専門家にご確認ください。
本サービスで得た情報は、ご自身の判断と責任においてご利用くださいね。

カエデさん、今回もとても丁寧に整理してくださってありがとうございました。
それぞれの制度の期限や仕組みがようやく整理できて、すっきりしました。
やはり、うちのように子どもが30代のタイミングでは、住宅資金と子育て支援を中心に考えるのが現実的ですね。
制度の終了時期もはっきり分かったので、早めに家族で話し合ってみようと思います。
もし具体的に金額や手続きの流れを決める段階になったら、また改めて相談させてください。
今回もとても分かりやすくて助かりました。ありがとうございました。
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