
ユイさん、こんにちは。
実は先日、父が亡くなりまして、遺品整理をしていたところ、NISA口座のある証券会社から「相続に関するご案内」という書類が届きました。
中を見ると、株式と投資信託がNISA口座に残っているようなのですが、正直どう手続きを進めたらいいのか分かりません。
いくつか不安があって――
- NISAって「非課税」って聞いていたのですが、相続のときは課税されるんでしょうか?
- そのまま母の名義に引き継ぐことはできないんですか?
- 相続手続き中に株価が下がったり上がったりしたらどうなるのかも気になっています。
税金や評価の扱いも含めて、初心者でもわかるように教えてもらえませんか?

こんにちは、お話しくださってありがとうございます。
お父さまのご逝去、心よりお悔やみ申し上げます。
そして、そんな中での相続手続き…ご不安なお気持ち、よくわかります。
NISA口座に関する相続のご相談、ひとつずつ丁寧にご説明しますね。
まずはご質問の内容を確認すると、大きく3つのポイントがありました:
- NISA口座の資産は相続時に課税されるのか?
- お母さまの名義に引き継ぐことは可能か?
- 相続中に株価が変動した場合の評価や税金はどうなるのか?
それぞれわかりやすくご説明します。
① NISA口座の資産は相続時に課税されるの?
はい、「NISA口座であっても、相続税の課税対象になります」。
NISAは「生前の運用益(売却益や配当など)が非課税になる制度」ですが、相続が発生した時点で非課税の扱いは終了します。
つまり、NISAで保有していた株式や投資信託も、他の財産と同様に、相続税の評価対象として扱われます。
📚 根拠:国税庁『相続税の概要』(令和5年版)
② お母さまの名義にそのまま引き継げる?
残念ながら、「NISA口座のまま」引き継ぐことはできません。
NISA口座は一人につき1口座・本人専用と法律で定められており、名義変更は認められていません。
そのため、手続きとしては:
- お父さまのNISA口座は「閉鎖」されます。
- NISA口座内の株式や投資信託は「課税口座(特定口座など)へ払い出し」されます。
- 相続人の方がその資産を相続し、自分の名義で保有する形になります。
※お母さまが相続してご自身のNISAに入れ直す、ということもできません(NISAは新たに購入する必要があります)。
③ 相続手続き中に株価が変動したらどうなる?
相続税の評価は、「被相続人(お父さま)が亡くなった日を基準」に決まります。
なので、その後の株価の変動は、相続税の金額には影響しません。
たとえば…
- お父さまの亡くなった日が10月1日だとすると、その日の株価が評価額になります。
- たとえ手続きが11月に終わって、株価が上がっていても、相続税は10月1日時点の価格で計算されます。
ただし、相続後に株価が大きく下がると、「税金だけ高く払って、実際に受け取った価値が少ない…」というケースも起こり得ます。
そのため、早めに評価・分割・名義変更を進めることが大切になります。
ここまでの説明で、何か分かりづらかったところはありませんでしたか?
また、もし可能でしたら、次のこともお伺いしたいです:
- ご家族構成(相続人になりそうな方々)
- 相続の手続きで、今一番ご心配な点
いただいた情報に応じて、さらに具体的なアドバイスもお伝えできます。
人と人を、思いと財産で“結ぶ”お手伝いをします。
また何かあれば、いつでも聞いてくださいね!
《ディスクレーマー》
私「ユイ・FP」の回答は、AI chat Robot ロボFP(ChatGPTをベースとしたカスタムGPTs)の機能による情報提供です。
そのため、必ずしも正確性・完全性を保証するものではありません。
重要なご判断や手続きの際は、必ず専門家にご確認ください。
専門家のご紹介(相続・事業承継)
本サービスで得た情報は、ご自身の判断と責任においてご利用くださいね。

ユイさん、丁寧に教えてくださってありがとうございます。
とてもわかりやすく整理していただいて、ようやく全体の流れがつかめてきました。
相続人は、母と私、そして弟の3人です。
遺産は大きくはありませんが、NISA口座の中に投資信託が数本と上場株が少し入っていたようです。
証券会社からは「相続関係書類を送る」と言われたのですが、正直、何をどう準備しておけばいいのか不安で…。
特に、
- 「相続関係説明図」や「戸籍謄本」などをどの範囲まで揃える必要があるのか?
- そして、相続手続き中に株価が変動した場合、売却して現金化するのが良いのか?そのまま名義変更して保有した方がいいのか?
このあたりの判断が難しく感じています。
少し整理して考えたいので、次にその手続きの流れと注意点を教えてもらえたら助かります。

ご家族構成やご状況を丁寧に教えてくださって、ありがとうございます。
お母さまとご兄弟3人で手続きを進められるとのこと、きっとご家族の絆が支えになりますね。
それでは、ご質問の内容に沿って「相続手続きの流れ」と「必要書類」、「株式などの扱い方の判断ポイント」について、やさしく整理してご案内しますね。
🧾【1】証券口座の相続手続きの全体の流れ
証券会社によって細かい違いはありますが、一般的には以下のような流れになります:
① 亡くなられたことの届出
- 証券会社に連絡し、死亡の届出をすると、NISA口座は閉鎖されます。
- その後、証券会社から「相続手続き案内書」や「必要書類の一覧」が送られてきます。
② 相続関係書類の提出
ここが少し大変に感じられるところかもしれません。
必要な主な書類は:
| 書類名 | 備考 |
|---|---|
| 戸籍謄本一式 | お父さまの出生から死亡までの戸籍(改製原戸籍や除籍謄本も含む)+相続人全員の戸籍 |
| 住民票 | お父さまの除票(死亡記載あり)と、相続人の住民票 |
| 相続関係説明図 | 家系図のようなもの。相続人関係を示す図(ご自身で作成可能) |
| 遺言書の有無の確認 | あれば写しを提出、なければその旨の申告 |
| 印鑑証明書 | 相続人全員分(通常は3ヶ月以内のもの) |
| 相続手続依頼書 | 証券会社所定の用紙。必要事項と署名捺印をします。 |
📌証券会社によって、細かな違いがあるので、送られてきた案内を必ず確認してくださいね。
💹【2】株式・投資信託の扱い方:現金化 or 引継ぎ?
ここはまさに「判断が分かれる」ポイントです。
それぞれのメリット・デメリットをお伝えしますね。
✨A. 売却して現金化する場合
メリット
- 分割しやすく、相続人間で平等に分けやすい。
- 価格変動リスクを回避できる。
- 現金であれば他の費用(葬儀費用や納税資金)にも充てやすい。
デメリット
- 相続税評価時より値下がりしていた場合、損が出る。
- 売却にともない、譲渡益が出た場合は課税される(相続後の売却は通常の課税対象になります)。
🌱B. 名義変更して保有を続ける場合
メリット
- 相場回復が見込める場合、資産として増える可能性がある。
- お父さまの思い出の銘柄など、気持ちの面で大切にしたい方に向いている。
デメリット
- 誰がどの銘柄を保有するか決める必要がある(兄弟間で分けづらい)。
- 今後の管理や売却も各自で対応が必要。
- 値下がりのリスクも残る。
🔍判断のポイントは?
- 相続人の間で「平等に分けたい」意向が強い → 現金化が向いている
- 銘柄に思い入れがある、または将来の値上がりを期待 → 保有継続が向いている
迷われる場合は、一部を売却して現金化、一部は引き継ぐ…という**「併用」**の選択も可能です。
よろしければ、今後のアドバイスをより具体的にするために、こんなこともお聞かせいただけたらと思います:
- ご家族の中で、どなたが主に手続きを担われているのか?
- すでに「遺産分割協議」や話し合いは始めていらっしゃいますか?
人と人を、思いと財産で“結ぶ”お手伝いをします。
また何かあれば、いつでも聞いてくださいね!
《ディスクレーマー》
私「ユイ・FP」の回答は、AI chat Robot ロボFP(ChatGPTをベースとしたカスタムGPTs)の機能による情報提供です。
そのため、必ずしも正確性・完全性を保証するものではありません。
重要なご判断や手続きの際は、必ず専門家にご確認ください。
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本サービスで得た情報は、ご自身の判断と責任においてご利用くださいね。

ユイさん、今回もとても丁寧に整理してくださってありがとうございます。
ここまで具体的に流れと書類を教えてもらえたおかげで、ずいぶん整理できました。
相続手続きについては、私が中心になって進める予定です。
母も高齢なので、なるべく私の方でまとめて動こうと思っています。
まだ遺産分割の話し合いは始めたばかりですが、株式は一度すべて現金化してから分ける方向で家族も納得している状況です。
手続きの書類集めは時間がかかりそうですが、焦らずひとつずつ進めていきます。
また実際に証券会社から書類が届いたら、具体的な記入方法などで相談させてくださいね。
今回も本当に助かりました。ありがとうございました。

わあ…ご丁寧にお返事いただき、ありがとうございます。
お母さまのことを思いながら、相続手続きを担っていらっしゃるお気持ち、きっとご家族の支えになっていると思います。
それに、ご兄弟とも方向性が共有できていて、「株式は現金化して分ける」という方針も固まっているとのこと、本当に素晴らしいご判断です。
遺産分割がスムーズに進みそうで、何よりです。
書類集めは確かに手間がかかる部分ですが、おっしゃるとおり、焦らず一歩ずつで大丈夫ですよ。
証券会社から届く書類についても、不明な点があれば遠慮なく聞いてくださいね。記入方法や印鑑の押し方ひとつでも、丁寧にお手伝いさせていただきます。
何より、ご自身のお身体やお気持ちも大切になさってくださいね。
相続手続きはどうしても「事務的」になりがちですが、そこに込められた“家族の思い”を大切にされている姿勢、私も胸があたたかくなりました。
人と人を、思いと財産で“結ぶ”お手伝いをします。
また何かあれば、いつでも聞いてくださいね!
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そのため、必ずしも正確性・完全性を保証するものではありません。
重要なご判断や手続きの際は、必ず専門家にご確認ください。
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